援助交際の自己責任論を考える

援助交際というと、高校生などの若い女性がスマホサイトなどを利用して相手を探し、お金をもらって性的関係を持つことだと思ってしまうのですが、食事や映画、カラオケなどに行って一緒に行ってお金を出してもらうことも、広い意味では援助交際と呼ぶのだそうです。

現在、援助交際のための出会い系サイトがたくさんあり、そこで簡単に相手を見つけることができるという話をネットで読んだことがあります。それを紹介している援交サイト紹介もあります。18歳にも満たない子が性交の対象となる相手を誘い、金銭と引き換えに性的行為を行った時には児童買春、児童ポルノ処罰法で児童買春とみなされて懲罰の対象になるそうですが、どちらも18歳以上なら性行為を行って金銭を受け取る援助交際でも処罰の対象にはならないということです。

そのため最近は援助交際専門のサイトでも、18歳以上かどうかクレジットカードをが証明書類の画像を送って年齢確認を行ってるそうです。18歳になればもはや自己責任、売春防止法は売春を禁止しているけれど、犯罪ではないというなのでしょうね。

援助交際の多様化は大人の責任なのか。

援助交際の何が悪いのか・・・という意見を見かけますが、悪いのは援助交際をする子供ではなく、買う方の大人です。子供は自分では判断できないから「子供」なんです。

そんな未熟な人間に対して、甘い言葉で近づいていく大人が一番悪いんだと思います。苦労せずお金がもらえたら、どうしてもそれを選んでしまいますよね。ただ「苦労しない」というのはその時だけで、将来的に後悔という苦労を背負う事になるかもしれないんです。無責任な大人はそんなこと考えてくれません。

でも子供達はそれに気づいていないんです。今は援助交際の低年齢化、しかも男の子の援助交際まであり、多様化しているようにも思います。これにたいしてもっと大人が責任ある対応をしなければいけませんよね。